ときめきスタイル社 店長Sの『東京彷徨かわら版』

Since1991年。たたかう古着屋『ときめきスタイル社』店長(社主)Sによる情報発信ブログです。雑誌掲載コラム、スタイリングの数々。そしてファッション及び服飾雑貨に関する考察などを掲載しております。

鹿児島・博多1

えー、実は三日前からの九州入り。鹿児島から博多への飲み旅で、まずは鹿児島、この街は、ときめきスタイル社時代に一度訪れて、仕入れで美味しい思いをした街で、古い商店次々飛び込んで、50~70年代ものの靴やバッグ、インディゴのGパン山盛りに、ピューロンのイカしたモッズなシャツ、ポップでキュートなロンスカわんさか。 「え?兄ちゃん、こんなん持てってくれはるのん?!」二束三文、買い叩いたはずが逆に大いに感謝され、溢れかえる戦利品、梱包作業深夜までかかりっきり、おかげで仕入旅の第一義、飲み歩きができなかった因縁深い街である。 ま、てなわけで、15年ぶりのリベンジは、鹿児島一の大歓楽街と誉れ高き「天文館」へ。この足穂チックな地名から、ロマンあふれる酒場風情を夢想してたけど、まったくもって、そそる飲み屋が、ない。 でかでかと、写真入りPOPで飾り立て、 さつま揚げにはじまり、黒豚・地鶏焼き・芋焼酎と、ステレオタイプの鹿児島グルメのオンパレードで、そんな店がずらりと連なって・・・、大阪新世界の串かつバブル現象と瓜二つ。地元民はこんなもんばっかり食わへんゼ。未だ篤姫にすがりつき、観光客ばかりに頼ってると、どんどん街がやせていく。 つまらん。 たこ焼き買うて、部屋で白ワイン飲んで、寝た。