鹿児島・博多1
えー、実は三日前からの九州入り。鹿児島から博多への飲み旅で、まずは鹿児島、この街は、ときめきスタイル社時代に一度訪れて、仕入れで美味しい思いをした街で、古い商店次々飛び込んで、50~70年代ものの靴やバッグ、インディゴのGパン山盛りに、ピューロンのイカしたモッズなシャツ、ポップでキュートなロンスカわんさか。
「え?兄ちゃん、こんなん持てってくれはるのん?!」二束三文、買い叩いたはずが逆に大いに感謝され、溢れかえる戦利品、梱包作業深夜までかかりっきり、おかげで仕入旅の第一義、飲み歩きができなかった因縁深い街である。
ま、てなわけで、15年ぶりのリベンジは、鹿児島一の大歓楽街と誉れ高き「天文館」へ。この足穂チックな地名から、ロマンあふれる酒場風情を夢想してたけど、まったくもって、そそる飲み屋が、ない。
でかでかと、写真入りPOPで飾り立て、 さつま揚げにはじまり、黒豚・地鶏焼き・芋焼酎と、ステレオタイプの鹿児島グルメのオンパレードで、そんな店がずらりと連なって・・・、大阪新世界の串かつバブル現象と瓜二つ。地元民はこんなもんばっかり食わへんゼ。未だ篤姫にすがりつき、観光客ばかりに頼ってると、どんどん街がやせていく。
つまらん。
たこ焼き買うて、部屋で白ワイン飲んで、寝た。