ときめきスタイル社 店長Sの『東京彷徨かわら版』

Since1991年。たたかう古着屋『ときめきスタイル社』店長(社主)Sによる情報発信ブログです。雑誌掲載コラム、スタイリングの数々。そしてファッション及び服飾雑貨に関する考察などを掲載しております。

大阪・PeeWee・通天閣

えー、三か月ぶりの大阪で、自分の生まれ育った町やけど、東京に居座ってはや5年、もはやよそもん、何やら遊山見物てな気分である。 特に下町「新世界」通天閣。今や串カツのメッカとしてその名もとどろき、ガイドブック片手の観光客の定番スポットやけど、ホント、つい数年前までは大阪有数のヤンチャな街であった。 中心街から、チョイとわきにそれると早朝から、簡易屋台の鉄板では得体の知れんモツが炒められ(ソース味)、ごきげんニット帽のおっさんたちは焚火を囲んでの酒盛りで、飲みすぎても安心、30メートルごとに公衆トイレが設置され(=電柱)、洗面器片手、腰振りながらしなを作り、粋な朝風呂、男湯の暖簾をくぐるのは、お勤め帰り、青髭の伸び始めたオカマであり、ゴザをひいてのフリーマーケット、ボカシなしのH本は、ここでは通常レギュラー品。入れ歯、片足だけの靴、毛が抜け落ちた男性用かつら等々、何らかの需要があるのだろう、冷やかし覗くだけでも想像力が喚起される思考訓練の場であった。 で、『PeeWee』である。
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思えばかれこれ12年前、東京からはるばる来阪の担当カメラマン氏、前日に一人でロケハンなさった候補地は、かなりアブナイ場所も含まれており、地周り、パンチなオニイサンへのご挨拶が必要不可欠、仕方なし、メインからチョイと離れた距離からの、僕とモデルのあんじとのツーショットが、この企画ページの表紙となった。右上に通天閣がかすんで鎮座。さすがに映画館、ミニ料亭の前での撮影は、断念した思い出があり、観光弓道場の前では定休日をこれ幸い、撮り逃げした。 さて、このページの左側は、同じく御挨拶が不可欠な心斎橋の大丸百貨店、ソニーマガジンズは『 PeeWee』の担当編集者八島ちゃんの学友が大丸勤務とのことでのコネ撮影。警備のおっさん大いに不審顔。歴史遺産、ヴォーリズの建築物に嗚呼、・・・のあんじであることよ。 さあさ、『ときめきスタイル社』劇場の始まり、始まり.....。