ときめきスタイル社 店長Sの『東京彷徨かわら版』

Since1991年。たたかう古着屋『ときめきスタイル社』店長(社主)Sによる情報発信ブログです。雑誌掲載コラム、スタイリングの数々。そしてファッション及び服飾雑貨に関する考察などを掲載しております。

これが『ときめきスタイル社』 雑誌「PeeWee」連載コラム『古着屋かわら版』その1

梅雨明けまだまだの今日このごろ、みなさん、ときめいてますか、そーですか。

さてさて今回は、前々回にお約束した、雑誌『PeeWee』に連載した、生原稿のお届けです!

 

もともと我がときめきスタイル社では『ときめき通信』なる僕の手書き新聞を不定期に発行し、ときめき団員(常連の皆様)、そして取材にお越しになったメディア各社お送りしていたんだけど、偶然手にしたソニー・マガジンズPeeWee編集部、副編集長出水氏からお話をいただき、ワンクール3ヶ月位でコラムの執筆を、というお誘いであった。

 

最初は半ページからのスタートで、濱田マリちゃんと仲良く1ページを分け合っていた。

一年後には1ページに出世して、なんやかんやで5年にわたる長期連載となったものである

 

そんな長い連載の中から、今の季節にちなんだ原稿を、これから色々とアップします、よろしくネ。

 

f:id:tokimeki_style:20200718171941j:plain

連載1年2ヶ月後、1ページに拡大連載第一号の原稿。


この連載、登場していただいたのはすべて店のお客の女のコ。

絵かき志望や美容師のたまご、売出し前のミュージシャン等々、自己実現願望胸に秘め、ホネのあるコが多かった。

まず、店頭及び倉庫の服を俯瞰し、コディネイトを数体作り、似合いそうな「ときめき団員」のコに電話して、モデルとして登場していただく、てな寸法でる。

 

モデルになるコの私物は一切使わず(靴除く)僕がイチからスタイリングさせていただく。

1ページに拡大してからは毎回二人くらいにお願いし、ギャラはときめきお買い物券3000円。みんな受け取ったその場で嬉々としてお買い物に励んでくれた。よゐこばかりだったのである。

 

撮影は店の営業中で、お客さんを接客しつつスキを見つけて10分程度。

ときめきスタイル社の店頭、常光寺の門前の仁王さんの前がスタジオ代わり、雨が降れば商店街のアーケードの下に移動したものである。

f:id:tokimeki_style:20200718171915j:plain

雑誌『PeeWee』白バックを生かした余白のあるレイアウトで、きれいな雑誌だったな。

えー、次はこいつ。

確かその翌年の6月発売号。

この回は3人に登場いただいた。

それぞれイメージ異なる3体のコーディネイトを考えたので、お集まりいただいた「ときめき団員」の個性もバラバラ、にぎやかな撮影会と相成った。

f:id:tokimeki_style:20200718173822j:plain

翌年の6月発売号。同じく梅雨時である。

 

メインに登場していただいたスルドイカメラ目線は、吉本新喜劇の女優のアイちゃん。

現在の座長をやってる酒井 藍さんとは別の人。

事務所通さなくてもOK、ギャラは前述3000円のお買い物券であっった。

 

すべてときめきの商品で固めたが靴だけは毎回苦労し、真ん中だけはときめきの売りもん。

 左下は僕の私物(27センチ)。プラダがメンズアパレルに進出した時の第一号靴である。

ベルクロテープの脱着が便利で、仕入れトラックに乗るとき用。

 右上はモデルのエミコちゃんの私物を拝借。

右下ハルミちゃんの足元は、またまた僕の私物であり(27センチ)、イタリアのどっかの靴。

 

f:id:tokimeki_style:20200718174850j:plain

生原稿送付用の通函

写真は、近所の現像所に持ち込んで、同じ写真を3サイズ位焼いていただく。

切って貼って、レイアウトを考えて、文章したため一丁上がり。

このような箱に入れてソニー・マガジンズの編集部へと送る。

そして毎回遅い原稿を、待ち構えていたスタジオのカメラマン氏が上からパシャリと撮影し、版を起こし誌面へと掲載されるという仕組みであった。

 

かなり独創的な原稿仕様かと自惚れていたが、数年後、様式・構成、全くパクリの物書き氏(女性)が出現し、確か有線放送の会報誌である。コソコソとマイナー媒体でもバレますぜ。

ときめき団員の女のコから、「新しい連載はじめたんですか?」なんて僕のところに問い合わせがあり発覚した。

パクリはだめです、念の為。

 

仕事が終わって家に帰り、徹夜で原稿作り上げ、やっと一息。

ああ、一人で乾杯、手元狂ってワインをぶちマケ最初から、なんてことも2度3度4度・・・。

てなわけで、連載生原稿お披露目、第一弾の巻でした。

それでは又!