街中をリモワが占拠した。いわんや空港、大阪の玄関口関空おや。シルバーのガラガラ隊の大氾濫であるが、よくよく見ると、アルミではなくABS樹脂やポリカーボネート製の亜流品、「よく似ている品」である。
もちろん色付きサルサのことではなく、『ハニーゴールド』(あえて金属に見せかけた色目の、ヒネリの利いた本物リモワサルサ)などという洒落っ気のあるものでもない。偽物天国大阪では、おしゃれのメッカ(だったらしいね、昔)堀江のど真ん中でも強気で店頭に並べられ、みんなが持っているアレ、てな感じで売れていく。
(偽物天国大阪には『ときめきスタイル社』の偽物まである。ご用心!正真『ときめきスタイル社』は現在休眠中です。)
さて、なんとなくみんなが持ってるアレ、から回避するには
①『ゼロハリバートン』へいく。
②『グローブトロッター』とともに歩む。
という選択肢が考えられるが
①に関しては現在はアルミケースですらデザイン自体がガラリと変わり、製造国は中国となった。90年代のUSA製のクリーバーなやつを引き倒すのはカッコイイが玉数少なく、またボディビルダービルダー以外の女性には苦行だろう。(すこぶる重い。)
②に関してはUK製を貫きクリーバー的(ときめきスタイル社用語、詳しくは当時の女性ファッション誌各誌で)、かつエレガントであるが、これまた亜流品「よく似ている品」の氾濫で、持ちこなすには突き抜けた『らしさ』、が求められる。あゝ。
リモワ党としてはどうするか。
答えはひとつ。 『リモワプルタブ2輪サイドハンドル』一択である。
さて、上の写真は私の私物2点である。
どこかのブログでこの写真を無断使用していた。やんわりと抗議させていただいたけど、著作権の侵害はよろしくないです、念の為。
さて、サイドに有るプルタブを上に引き上げ、手に持ちケースを引く。あくまでも、引く。この動作がいかにもツウに見え、旅慣れた人に映る。
何よりの利点は移動小回りが俊敏なこと。利発な犬の散歩が如く、飼い主の意を察しキビキビとついてくる。
もう一つに利点は飼い主、(いや持ち主か)の体の幅に収まること。右手なら右手、引っ張るその手の肩幅内にスーツケースが入り込み、全長も引き手の歩幅内に常に収まる。街中の移動も周りに気遣うことなくエレガントかつスタイリッシュなのである。
リモワ プルタブ2輪サイドハンドル
90年代、リモワと言えば2輪であったが、今や機内持ち込みサイズの横2輪かパイロットを残すのみ。すべてが4輪へと移行した。
4輪となると、どうも旅の初心者の印象で、ガイドブックとスマホ片手にウロチョロの図であり、あ、それはリモワ風の人だったのかな、いずれにしても4輪の亜流品は遠目では見分けがつかん、あみんなムードが漂っているのである。
『リモワ2輪サイドハンドル』そして『機内持ち込み』共にヨーロッパの石畳で鍛えられた強固なキャスター
リモワ2輪サイドハンドル。90年代リモワを代表するケースであり、4輪と比べてキャスターも極めて強固である。 今から20年前、林五正規品で約14万円。思えばリモワ、値上がりしてないな。 2輪サイドハンドル、ぜひとも復活しいただきたい名品である。
それでは又!