ときめきスタイル社 店長Sの『東京彷徨かわら版』

Since1991年。たたかう古着屋『ときめきスタイル社』店長(社主)Sによる情報発信ブログです。雑誌掲載コラム、スタイリングの数々。そしてファッション及び服飾雑貨に関する考察などを掲載しております。

立ち読み専用靴 『new balance M2001 GR 』

東京駅前丸の内の『丸善』で、3時間に及ぶ立ち読み。で、足元はコイツ。

M2001 GR。色使いが渋い。

new balance M2001 GR シューレースはチューン済み。

情けないサンデーパパのお散歩「運動靴」てな風情で、しかも本革ではなく、半ツヤのビニール製。東京靴流通センタ-のワゴンセール、本日の目玉、980円!的面構え。

But!その名も『new balance M2001 GR 』定価は確か3万7800円。NBのフラッグシップモデルと聞けば、何となくありがたいものにも思えてきて、そのビミョーなオーラが裸の王様的に奉られ、高感度とされる『ディストリクト』や『ビショップ』の店頭でイメージ作りに重宝されている。

こんなもん誰買うねん、あざ笑いつつも、「まあ一度足を通すだけでも」履くいてびっくり、自分の体重73キロがふっ!と飛び、立っていることすら忘れてしまう重力分散靴。そう、気合いを入れたい時の立ち読み専用靴である。

上級者を自認する人々はタキシードに合わせたり、女性もわざと大きめメンズサイズをドレスに合わせたりして、「我、達人ナリ」と、業界臭を醸し出されておられるが、僕にはそのココロザシのハードルたるやあまりに高く、坂本龍一をパブリシティーの旗印として、それに続く大名行列的風情がこっぱずかしく、いいものはいい、だけど履いている姿を人に見られたくない、この靴を履く時ほど自分のカッコにチェックを入れるときはなく、なるべくフツーに目立たぬように、でもいやしかし、と、裏の裏、そのまた裏をかいて、あああ、僕もいつしかサンデーパパの仲間入り。

色違いのM2001 BK。付属のシューレースはやtらと長い。

色違いのM2001 BK。純正シューレースはやたらと長い。
 

                                                   それでは又!!